製本への道4
今日はFONTに関して、可能な限り勉強しました。
まず、文庫本や漫画の吹き出しには写植文字が使われていた事。
その中で「写研」の文字が写植業界でスタンダードであった所から始まり、
現在のDTP業界では、その代替えは存在していない事がわかりました。
で、数々の職人さんの「読みやすい明朝体」の現在の見解を調べた
ところ、以下の文字が採用候補としてあげられるようになりました。
・モリサワ リュウミンオールドかな
・FONTWORKS 筑紫明朝体
・FONTWORKS マティス
・イワタ明朝体オールド
仕事柄、自分のDTPマシンに上記の内2つのライセンスがあるので、
それを使って印刷テスト用のデータを作りました。本職は印刷業界では
ないので、写植に関する知識は皆無だった感じです。
写植に関して調べている最中、危険な発想ですが、写研のOKLの中古の
写植プレートを買ってきて気合いでパスとって、フォント化してやろうかと
思いました(アホ やめましたが。
で、できあがったのが右の写真です。
・左が本物の文庫から切り取ったモノ
・右が本日印刷したモノ
デザイナーさんに説明する為の精度でいいので、ある程度しか合わせて
いませんが、ほぼ同じように見えると思います。
テキストエディタで文字合わせしてこれなので、
Illustratorで合わせたら、ほぼ完璧に合わせられる自信があります。
さっそく書いたSSを全ページ両面で出力しました。明日背固め作業を
したいと思います。
残念なことに、現在使用中のテキストエディタでは、最終的な印刷
データの完成度まで持って行くことができない事がわかりました。
仕様的に右閉じ、左閉じをサポートしていないのと、ルビのサイズも
変更できないなど、いくつか問題がわかりました。
ある程度覚悟していましたが、やっぱり、Illustrator→PDF路線で最終
入稿データを作成するしかないようです。
Illustratorは得意ですが、全ページとなると作業効率的にかなり
落ちるかなと思います。
250ページ分文章をペーストしてページ番号いれるとか地味な作業が
まっている感じです。ルビのこと考えると、ちょっと笑えますね(w
あと、今日は超いいことありました!!
人の海さん、本当にありがとうございます! 超嬉しいです!!